"レ・ミゼラブル"トム・フーパー監督が批判の上がっているクローズアップシーン多用の訳を弁明&フーパー監督生撮り写真おまけ

公開中の話題のミュージカル映画"Les Miserables/レ・ミゼラブル"で、俳優たちの顔のクローズアップシーンを多用しすぎだとの批判が出ていることについてトム・フーパー(Tom Hooper)監督が弁明している。
アメリカではクリスマスの25日から公開され、素晴らしい映画、と評判の"レ・ミゼラブル"は、公開日に1位デビューを飾った。しかし、俳優たちの顔のクローズアップが多過ぎて観づらいとのカメラワークの批判も出て議論されている。
この批判について"The Kings Speech"で2011年のアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー監督が弁明した。
「この議論は面白いと思う。僕はいつもオプションを用意しておくんだ。歌のシーンでタイトなクローズアップがベストな方法だとは思っていなかったんだが、編集の段階でクローズアップが採用されたんだ。何度も何度も繰り返すと、感情的親密感はゆるく撮った時よりかなり強くなる」
「たとえば"I Dreamed a Dream"の歌の時には、実際に使われたアン(ハサウェイ)の顔がクローズアップのものの他に2台のカメラが別のアングルで撮影していた。長い間、僕たちは最初のシーンでは彼女の上半身ショットで最後の4分の1でミディアムクローズアップになるのを使っていたんだ」
と、初めはもう少しズームアウトしたものを使う予定だったが編集の段階で変更したのだと説明した。
さらに、マリウス役のエディ・レドメイン(Eddie Redmayne)がトレイラーの彼のシーンでクローズアップショットを使うよう提案したことがきっかけだったのだとも明かした。
「彼はアンが歌っている時、首の動きで筋肉がどう見えるかとかその実力について話していた。僕は、おお!それは面白い、と思ったんだよ」
「だからシーンを再検討するというのは実際はエディの提案だったんだ。それでクローズアップを入れたら映画が全く違うものになった。感情のレベルが100%ぐらい上がったよ。だからクローズアップに移行するプロセスは発見のプロセスでもあったんだ」
とクローズアップを多用することになったプロセスを説明していた。
先月、東京でのプロモイベントで来日のヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッド、トム・フーパー監督
Hashbrownは先行上映でアメリカ公開より一足お先に観ていたのですが、確かにクローズアップのせいで感情レベルが非常にインテンス。ツイッターでも書いたけどラストはすすり泣く観客から拍手喝采が上がっていました。ヒューが、いやジャン・バルジャンが無常に死んでしまうラストではHashbrownも号泣。映画であんなに泣いたの久しぶりってぐらい涙出ました。
しかし、映画が2時間半と長い上に、歌ばかりのこのミュージカル映画で緊張感ビリビリのクローズアップシーンの連続でめちゃくちゃ疲れたのも事実。効果ありすぎ。それでも個人的にはヒュー、アン、アマンダ、エディ(歌うまくて驚き)のアップシーンは顔の実力と歌の実力もあり全然耐えられるレベル。残念だったのはラッセル・クロウで、歌、、、普通にうまいだけ、、、なので他の俳優ほど感情が伝わってこない。ラッセルだけはどんなにカメラ寄ってアップにされてもテディベアに見えるだけで無理でした。
にしても!アンが助演女優賞、ヒュー主演男優賞と二人ともSAGとゴールデングローブにノミネートされて嬉しい!ちなみにトム・フーパー監督はGG監督賞ノミネート外れてますね。
おまけ:
先日レズミズのレッドカーペットイベントに出席していたトム・フーパー監督の生撮り写真
監督からサインもいつのまにかいただいていました☆
この時、いろんな方にサインいただいたのでゴチャゴチャになっているのですが
多分これが監督のサインのはず。
(でも肝心のヒューにはサインもらえなかったんですー!)(号泣)
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首の筋肉の動きも注意してみてきますね。
先日の日本イベントの帰国後、、日本の皇太子殿下が試写会に来られると聞いて、ヒューたちが急いで再来日して、ロビーで殿下を出迎えて日本語で挨拶してくれました。
かなり忙しいスケジュールの最中だったと思いますが、その誠実で礼儀正しい様子に、ますますファンになりました。
映画も楽しみです。
正月早々、大泣きしそうです。
ドアップ、確かに多いですよね!ラッセル苦労、ほんと歌はうまいけどそれだけだった。彼だけちょっと残念な感じだけれど・・・個人的には子役の男の子の声にヤラレタ!男の子の声って、なんであんなによく通ってステキなんだろう・・あああああ
ちょっと残念でした・・てか古典だからみな知ってるのかな?
古典の焼き直しか~と食わず嫌いな感情を持っていたのですが
俄然見に行きたくなりました。
ラッセル・クロウのパートでトイレ休憩します笑
フェスティブシーズンは更新されないと思っていたので
今年さいごの更新うれしかったです
来年も楽しみにしています
Hashbrownさん良いお年を~
今年1年、楽しい情報のアップありがとうございました。
偏ることなくとても優しい目線でハリウッドセレブの方達の様子をご紹介いただき、楽しく読ませていただきました。
実際に現地で生活をされておられるようで、とても生き生きとした話題をご自分の言葉で語っておられるので、他のブロガーとは一味違う面白さがあります。
UPのご苦労は、大変だと存じますが、今後もできるだけ続けていただけると嬉しいです。
とりあえず今年1年、お疲れ様でした。
よいお年をお迎えください。
今日二度目観に行ってきましたが、なんと今回はラッセルの演技に惹かれました。一度目は何とも思わなかったのに不思議です(一度目はヒューとエディのイケメンぶりに釘づけ。笑)
ツレはラッセルとエポニーヌ役の女優さんを絶賛していました!
とっても大好きですが、とても疲れる映画というのも同感です。
