ベン・スティラー出演・監督映画「Tropic Thunder」にボイコット運動

今週末、全米公開の話題のアクションコメディ映画「Tropic Thunder」に精神障害者協会からボイコットを呼びかける騒ぎが起きている。
この映画はベン・スティラー(Ben Stiller)のプロダクション会社が製作、スティラーが監督、共同脚本、出演もしている映画で、ジャック・ブラック(Jack Black)、ロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jr)とのトリオがメチャクチャ面白いと公開前からかなり話題になっていたコメディ映画。
ストーリーは、ベトナムで戦争大作映画を撮影中に映画会社が予算不足で製作中止を宣告、だが納得できない監督は製作を続行するもののいつの間にか本物の戦争に巻き込まれている、、、というような映画。3人はこの戦争映画に出演する俳優の役。
かねてからロバート・ダウニー・Jrの役が、皮下組織色素染めによって黒人になった白人オーストラリア人俳優という奇天烈な設定で、ロバートが黒メイクで出演している為、黒人団体からクレームが起きるのではないかと予想されていた。だが、実際にクレームが起きたのはこのキャラではなく、ベン・スティラーの演じる発達障害のあるふりをする俳優、スピードマンのキャラ。
このスピードマンはオスカー狙いでこういう演技をするのだが、オスカーを受賞するのは精神的に問題のあるくせのある役が多いという皮肉をこめてスティラーはこのキャラを設定。映画の中で頻繁に"retard"という侮蔑用語が使われている。これに怒った障害者協会は映画をボイコットするよう呼びかける事態に発展した。
これに対し、スティラーは、
「ギリギリの境界だが、真剣になるあまりやり過ぎてしまう俳優に焦点を当てる限りでは、ユーモアを喚起していると思う。ジョークは賞を取りたい為に役をものにしようとする俳優達への皮肉だ」
と、決して障害者をバカにしているものではない、とコメントした。
この映画、もともと出演が決まっていたオーウェン・ウィルソンが自殺未遂したため降板し、その代役としてマシュー・マコナヘーが出演すると言われていたが、実際に代役に決まったのはロバート・ダウニー・Jrという意外なキャスティングでも話題になった。
しかし、さらに話題なのはトム・クルーズがカメオ出演していること。
しかも、太ってハゲたオジサン役のため、お腹に詰め物をしてハゲカツラをかぶって出演しているのをパパラッチが撮影してネタバレしてしまいベンがオカンムリになるということもあった。
そして、、、
さらに面白いのは、パリス・ヒルトンのママ、キャシーがカメオ出演していて、これがなんとトム夫の妻役らしいってこと。<ほんとか?
11日に行われた「Tropic Thunder」LAプレミアで
マコナ平も一緒に写真に納まっているってことは、彼もカメオ出演してるのかな?
この日は素敵にドレスアップしてきたケイティ
